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会長あいさつ

会長のあいさつ


公益社団法人 栃木県看護協会
 会長 朝野 春美

 今年は例年に比べ桜の開花が遅かったため、きれいな桜のもとで新入学や新入職の方々をお迎えすることができました。 満開の桜を心ゆくまで堪能する間もなく、季節は移り、新緑の美しい頃となりました。 そして、今年も栃木県看護協会総会の開催時期が近づいてまいりました。皆さまには日頃より当協会の活動にご支援とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。 ここ4年余り続いております新型コロナウイルス感染症への対応は今も気を抜けない状況であり、加えて、令和6年元日に発生した能登半島地震により、自然災害の凄さを改めて認識させられました。 どのような状況下においても、人々の健康と暮らしを支える看護職としての役割を発揮されている皆さまに感謝申し上げますとともに、心から敬意を表したいと思います。
 さて、2023年度の当協会事業につきましては、新型コロナウイルス感染症への感染予防対応の規制を少しずつ緩和しながら、コロナ禍前の事業実施体制に近づけていくことを目指して、事業展開をしてまいりました。 幸い、教育研修事業や各種会議、イベント等、様々な事業が計画どおりに実施できました。 また、新型コロナウイルス感染症対策については、看護管理者の皆さまのご理解やご支援、会員の皆さまのご協力のおかげで、栃木県をはじめ関係機関と連携を図りながら看護職能団体としての役割を果たすことができ、この3月には栃木県知事より感謝状をいただきました。
 ますます進行する少子高齢化の中、今、看護職に対する役割期待がさらに高まり、活動の領域も大きく拡大しています。 今回のコロナ禍でのさまざまな経験をとおして、看護人材確保はもとより、専門性の高い看護師の育成の必要性や専門性を発揮してご活躍いただくためのしくみづくりの重要性を改めて認識しています。 当協会では、今後も栃木県看護協会として「地元ナースの養成」をどのように行っていくかを基礎教育、現任教育における看護職みんなの課題として捉え、取り組んでいくことを今年度の重要な課題として位置づけ、実践していきたいと思います。併せて看護職が働き続けられる職場環境づくりにも取り組んでいきます。 また、今年度から災害支援ナースの養成や派遣の体制が改正されますので、災害や感染症等、人々の健康や暮らしに危機的な状況を及ぼす事態への対応体制を強化するための取組にも力を入れていきたいと思います。 ついては、皆さまのお力添えなしには実現できませんので、協会活動への更なるご理解、ご協力をお願いいたします。
 結びに、会員の皆さまのご多幸とご健勝を心から祈念し、令和6年度栃木県看護協会通常総会に向けてのご挨拶とさせていただきます。
 今年度もどうぞよろしくお願いいたします。